3人が本棚に入れています
本棚に追加
「へぇーそうなんだ」
「んで、貴之は、れなちゃんのお願いを決して
断らない!どんなときでも、どこでも飛んでいくから」
半分笑って、でも、うんうんと頭を上下に動かしながら喋っている。
「何それ?彼女ってこと?」
さらに、膨れっ面…というか、機嫌が悪いのを
全面に出した顔で女の子は言う。
「いや、違うと思うけど…俺もよく知らん」
「何それー?!」
「うーん。俺が知ってるのは、
れなちゃんが北海大学の一年生ってこと
だけだわー」
えっ…?!
「あれ?あいと同じ大学?」
「…うん」
まさか、そんなまさか…
うん。れなって名前はたくさんあるし
大学の、一年生なんて本当にたくさんいる…
彼女のはずがない…
最初のコメントを投稿しよう!