第3話「赤い紙と青い紙と戦う覚悟」

9/9
前へ
/151ページ
次へ
翔は一旦 連結を解除すると今度は、横に連結させる。 そして、グリップ部分を動かし連結させたコネクションガンブレードを、剣のように持つ。 すると、刃の部分が展開し、その姿はさながら 大剣モードと言わんばかりの巨大剣へ変形した 翔「これで、止めだぁぁ!!」 翔は急接近し、大剣モードの一撃で化物を仕留める 千歳「…やっ…たの?」 千歳が翔に聞く 翔「…とりあえずな」 その言葉を聞いた千歳は、反射的に翔に抱き着いた 翔「おい、やめろって恥ずかしいだろ」 千歳「…ありがとう」 ~ 後日から、中等部のトイレで噂されていた赤い紙と青い紙の一件はなくなり、次第にその話も消えていった そんなある日 千歳「うわ、なにこれ」 千歳が描いていた絵に、血でこう書かれていた 「次は必ず捕まえる」 千歳の友達も、それにはドン引きだった 「千歳、ストーカーでもされてる?」 だが、千歳はそれが、あの化物の仕業に違いないと確信していた 千歳「大丈夫だよ。こんなの、怖くないよ」 千歳はもう安心というように笑顔になった 千歳「だって、私には」 翔「おーい、千歳ー」 美術室の外から翔が呼ぶ声が聞こえる 千歳「頼りになる“破砕者(ブレイカーズ)”がついてるもん!」
/151ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加