1人が本棚に入れています
本棚に追加
同日 8:29
キーンコーンカーンコーン
朝の本鈴を告げるチャイムが学校中に響き渡る。
このチャイムが鳴り終わった時、その瞬間を生徒達は…
いや、世間一般上 どこでもそうだろう。
“遅刻” と呼ぶ
タンタンタンタン
階段を駆け上がる音が大きくなり
そして、その足音の正体は、教室の扉を勢いよく開けた
魂「間に合ったか!?」
魂は、急いで来たためか、荒い息を吐きながら、手を膝につき、中腰のような状態となる。そして、教師の顔色を伺うように 顔を上げた
教師「間に合ってないです。ギリギリな」
と、真顔で答える
魂「なん…だと…」
アニメや漫画でよくある。絶望し、膝から崩れ落ちるキャラクターと 全く同じような
要領で、落ち込む。
その様子を見ていた クラスの他の生徒達は 魂が遅刻したこと、その 崩れ落ちる姿をクスクスと笑う。
教師「とにかく席に着け」
と、ため息を吐きながら言う教師
魂「…はい…」
まだ落ち込んではいるが、立ち上がり、魂は自分の席へ着いた
最初のコメントを投稿しよう!