第4話「もう一つの始まりの刻(とき)」

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駆は急いで 先ほど見た白い影について話すと 祖父はホッとした表情で言う 駆の祖父「それは“くねくね”と呼ばれるものだな」 駆「いや、そのまんまじゃん」 と、すかさず言うが 駆「で、それって?」 と、一刻も早く知るべく、質問する 駆の祖父「くねくねを遠くから眺める程度では問題は無いが、詳細が見え、それが何者であるかを理解すると、途端に精神に異常を来たすと言われてる」 駆「じゃあ…」 駆は、友達であるよっちゃんの様子を思い出す 駆「よっちゃんは……で、治す方法は!?」 駆の祖父「治す?誰かかかったのか?」 駆「あぁ…だから、治す方法を!」 駆の祖父は難しい表情をする 駆の祖父「となると、この土地から離れてもらうしかないの…」 駆「どうやって?」 その時だ… 駆の祖父は、奥の和室へと行く 駆「爺ちゃん?」 駆の祖父は、何か剣に近い形状の何かを持ってきた 駆「これって…」 そう、これこそが 神具 “霊殺剣” 駆の祖父「かつて、神殺しの神具というものを使い、悪霊を封印したもの達がおった」 そう言いながら、祖父は駆の手に 霊殺剣を握らせた 駆の祖父「それを使えば、必ずくねくねを撃退できる」 駆「爺ちゃん…」 駆は心の中で何かを決心した 駆「そうだ…例えどんな方法でも俺がやらないと。それでよっちゃんを救えんなら。それで、爺ちゃん達に危険が及ばないなら」 駆は霊殺剣を強く握りしめる 駆「ありがとう、爺ちゃん」 駆は霊殺剣を持ち、再び くねくねの元へ向かった
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