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駆は急いで 先ほど見た白い影について話すと
祖父はホッとした表情で言う
駆の祖父「それは“くねくね”と呼ばれるものだな」
駆「いや、そのまんまじゃん」
と、すかさず言うが
駆「で、それって?」
と、一刻も早く知るべく、質問する
駆の祖父「くねくねを遠くから眺める程度では問題は無いが、詳細が見え、それが何者であるかを理解すると、途端に精神に異常を来たすと言われてる」
駆「じゃあ…」
駆は、友達であるよっちゃんの様子を思い出す
駆「よっちゃんは……で、治す方法は!?」
駆の祖父「治す?誰かかかったのか?」
駆「あぁ…だから、治す方法を!」
駆の祖父は難しい表情をする
駆の祖父「となると、この土地から離れてもらうしかないの…」
駆「どうやって?」
その時だ…
駆の祖父は、奥の和室へと行く
駆「爺ちゃん?」
駆の祖父は、何か剣に近い形状の何かを持ってきた
駆「これって…」
そう、これこそが
神具 “霊殺剣”
駆の祖父「かつて、神殺しの神具というものを使い、悪霊を封印したもの達がおった」
そう言いながら、祖父は駆の手に 霊殺剣を握らせた
駆の祖父「それを使えば、必ずくねくねを撃退できる」
駆「爺ちゃん…」
駆は心の中で何かを決心した
駆「そうだ…例えどんな方法でも俺がやらないと。それでよっちゃんを救えんなら。それで、爺ちゃん達に危険が及ばないなら」
駆は霊殺剣を強く握りしめる
駆「ありがとう、爺ちゃん」
駆は霊殺剣を持ち、再び くねくねの元へ向かった
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