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っていうか、一体何様?
自分は幸せだから、お前も幸せになってくれってこと?
そうじゃないと、後味悪いからってこと?
「余計なお世話」
フイッと目線を逸らし、今度こそこの場から去ろうとした私の腕を葵央が掴んだ。
「何する……っ!」
からかってんの?と、怒ろうとした次の瞬間、引き寄せられて、いつの間にかキスをされていた。
重なったままの唇。
もう忘れかけていた葵央の唇の温度。
今自分に何が起こっているのか理解できずに、頭の中が真っ白になっていく。
な、何?
一体なんで?
停止した思考回路ではただ目を見開くことぐらいしか出来なくて。
また風が吹いて、そんな私の髪を揺らした。
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