After × Lover

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行為の後、くったりとベッドに身体を預けて、心地良い微睡みに身を任す。 汗が乾いたのもあり、裸で寝転んでたらもう寒い時期で。 一つの毛布を二人で、口元まで上げてかぶってた。 上を向いて眠そうに目を擦ってるアキ。 ゴロンと横を向いてじっと見つめてたら、アキは「なんだよ」って笑う。 「なんでもないよ」って言えば、アキも同じように身体をこっちに向けて、オレを見つめるんだ。 「あははっ、なんだよ?」 「べつに?なんでもないですよ?」 言いながらクイと顎を上げる。 誘われるように少し擦り寄って、同じように顎を上げれば、鼻と鼻がツンと触れ合った。 スリスリと鼻を擦り合わせて、くすぐったさに思わず噴き出せば、不意打ちにアキがチュっと口付ける。 「もぉ、なんだよ恥じぃんだけど」って言えば「じゃやめる?」って確信犯で問い返す。 「…やだ、もっと」 「ははっ、だと思った」 結局オレはアキの思う通りの言葉を言うんだよね。 ついでに「ん」って唇を尖らせれば、小さく笑ったアキは軽く啄んで。 鼻をスリスリしたり、たまにまた啄んで、徐々に深くして。 舌舐めて?とばかりに口を開ければ、優しく舌をなぞってくれる。 「ね…アキは?映画、楽しかった?」 「んー、まぁ、そーね。楽しかったよ」 「ふふ、そか」 「でもさ?」 「?ぅん」 「結局アンタとこうして寝っ転がってんのが一番幸せなんだよね、ワタシ」 「!!」 そう言ってふふって笑う。優しい笑顔。 ずっとオレを救ってくれてた笑顔はやっぱり変わることなく、ずっとあるんだね。 ねぇ、大好きだよアキ。ほんと好き。 だからオレだって同じなの。家にいたってどこにいたって、そこにアキが居ればそれだけで幸せだ。 「ね、じゃあ今度は一日中シテよっか」 なんて、冗談半分で言ってみたならアキはニヤリと笑って。 「言ったね?ちゃんと守んなよ?」なんてゆうから。 一気に顔が熱くなって、想像しただけで倒れちゃいそう。 でもどこか期待しちゃってるんだから、ほんとオレってばダメだよね。 「、じゃ…今日は…?」 なんて、甘えるように擦り寄って、ほんの少し反応した部分をスリ、と擦り付ければ。 「もちろん。仰せのままに?」 「、ぁッ…ん すぐさま掬い取られた唇と共に、アキの身体は再びオレと一つになった。 end
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