“あたし”

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その大好きな、神聖な時間に死ねたなら幸福なんじゃないかっておもって、 あたしは、 マンションの屋上から飛んだ。 理由は無い。 ただ、てっぺんの暗いところから明るくなっていくあの場所に飛び込んでみたかった。 …それなのに、 真っ逆さまに落ちたあたしが地面に頭を潰される寸前に見たのは、 汚れた靴だった。 、
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