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「父の会社だからね。まぁコネだよ。しかし、君も苦労するなぁ。」
とりあえず駅に向かう真木を送ることにした。
「いえ、もとは自分のせいですから..。」
助けてもらった手前、今までの経緯を簡単に説明する、
流石に渋い顔をされた。
「助ける人間は選ぶべきだ。」
「気をつけます。」
世間話や、互いの家のことを話していると駅までの道なんてあっという間だった。
「あの、必ずお礼します。させてください。」
(断らないでください_。)
ここで終わりにしたくない、
どこかそんな気がしてた。
「…そうだな。じゃあまた、近いうちに、店に行くよ。その時でいいか?」
結の祈りが通じたようだった。
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