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「でも、あきらめちゃだめだよ。カセラ教授の知り合いが新薬を開発したらしいんだ。もしかしたら、直るかもしれないよ!」
それを聞きみんなはほっと胸をなで下ろした。
「それで、お願いがあるんだ。大変なんだけど」ちょっと口ごもりながらロミオはいった。
「俺たちは兄弟なんだぜ。アルフレドのためならなんだってするよ!」
「兄弟が助け合うことは当たり前。何遠慮してるんだよ!ロミオらしくもない」
そうだ、そうだーっと周りからも聞こえて来る。
ロミオは自分がアルフレドに言ったことと同じことをいわれた事に気付いた。
「実はアルフレドの親方のことなんだ。あの親方はアルフレドが仕事を休むことを許さないと思うんだ。だからみんなでアルフレドが毎日稼いでたぶんを稼いで親方に渡すのってどうかな?」
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