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「カイム様、リリーナ様が意識を失い倒れられました…」
大広間へ降りると、ちょうどカイム様達が帰って居た。
良かった…タイミングが合って。
「リリーナ様が!?」
カイム様の前にレオハルトさんが驚いた顔で口を開いた。
「えぇ、中庭の花をまた咲かせる為に神子の力を使われて…。今はお部屋でお休みになられていますが」
「そうか…」
妻が倒れたと聞いて、この薄い反応…
心配の様子もない……。
期待はしてなかったけれど、せめて気にはしないの!?
「様子を見に行かれては?」
橙色の髪の彼の臣下がカイム様を促してくれた。
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