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いきなり口論し始めてしまう目の前の二人を、ただ呆然と見つめることしか出来ない。関西弁で繰り広げられるそれは何だかとても迫力があって、漫才のような掛け合いに圧倒される。
彼のお母さんから粗品を渡されてお礼を言うと、彼らは他の家にも挨拶に行くからと言って歩いていった。
「ふうー」
次の日、午前の授業が全て終わり、やっとお昼だという安心感から思わず息が漏れる。今日は寝坊してお弁当作れなかったので学食で食べようと財布と携帯を持って席を立つ。
購買という手もあるけど、あまりあの戦場には行きたくないというのが本音だ。なのでお金があまりないとき以外は学食優先である。まあ、学食だって混むけれどスペース的にも余裕があるのでさほど気にしてはいない。
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