王子と王女

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 フワフワと舞う空色の長い髪に、煌びやかな銀の髪飾り。  窓から差し込む優しい光を纏い、その姿はキラキラと輝いて見える。 「準備に手間取っちゃった。今日は大事な日だから遅れるなって……」  慌てた様子で城の中を走るその人は、十五歳になったレナであった。  レナは美しい女性へと成長を…… 「あっ!?」  ……何も無い所で転んだ。  どうやら、少し抜けている美少女に成長したようだ。
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