暗闇walking

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「市原さん、これやっといてー。」 そう言われて渡されたのは、箒とバケツと雑巾。 「私達、用があるからおねがーい。」 クスクスと笑いながら、押し付けるようにして立ち去っていくクラスメイト達。 しんとした教室に、 今日も1人ぼっちの私。 両手にずっしりと感じる重みが、これは現実なんだと教えてくれる。 私は今日も、暗闇を歩くー…
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