9人が本棚に入れています
本棚に追加
いくら勉強してもテストなんて、いつも三十点以下だし、いくら俺に勉強させても無駄なんだ。
いつもは次頑張ろう!っていうかあちゃんも今回、塾に通うか?って言い出した。
俺は首を横に振る。
「イヤだ!これ以上勉強なんて!」
そう言って家を飛び出したら十トントラックが目の前に、その時走馬灯っていうのが俺の頭に浮かんで、その殆どの場面にかあちゃんがいた。
「寝転べー!」
かあちゃんの声が響いた。
俺は咄嗟に寝転んだ。
十トントラックの車体下は意外に広い。
間一髪その隙間に潜り込んだあと、トラックは止まった。
最初のコメントを投稿しよう!