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……碧斗も昔はこんな風に可愛かったんだけどな……
私は彼をぼんやりと見つめながら幼い頃のことを思い出していた。
「お前さ、仕事中に堂々と男に色目使うのやめろよな」
私のぼんやりした思考は突然放たれた碧斗の言葉に断ち切られた。
「今、なんておっしゃいました?」
「仕事中に男に色目使うなって」
「ど、どこが色目なんですか? 色目なんて使ってません」
「そうだよ、碧斗。そんな品のない言い方して欲しくない。せっかくいい雰囲気だったのに」
私が碧斗を睨んでいると小野田さんまで碧斗を睨む。
私は彼の言葉に碧斗を睨んでいた目を丸くした。
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