魅惑のデザート

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「へえ……。すみません、何も知らずに、お恥ずかしいです……」 「いや、これは一人の女性として率直な感想聞きたかっただけだから十分意味があるんだよ。だから、小柳さんの意見は本当にうれしかった。このブリュレはちょっと改良の余地ありだけど、完成したらまた試食お願いするね」 彼は私の返事を待たずに再び碧斗と話を始めた。 私はその間に残りのブリュレを食べきりナプキンで口元を拭った。 しばらくして話が終わると、碧斗が席を立った。 レストラン内のチェックを始めるらしい。 私も一緒に席を立ち、碧斗といっしょにレストラン内を見回った。
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