どうしましょう

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ソラは少し負い目があるので対策は自分でやろうと思いました。 「ふっ、姉さんは家畜の世話でもしてればいいよ。僕がやるから。まったく、姉さんは役に立たないなぁ。」 しかし意地になって半場照れ隠しに皮肉をいいます。 「なんですって?そもそも電気柵を壊したのはあなたでしょ。私が役にたつ必要なんてない。あなたが勝手にやりなさい。」 そうしてカナエは庭に残り、ソラは材料を探して山に行きました。ソラには計画があったのです。 (電気柵は街に行かなきゃ買えないし、そんなお金もない。 でも僕は山を知っている。 あの柵で越えられるならもっと大きな柵を作ればいいんだ。) ソラは数時間かけて木を切り、また数時間かけてそれらを運びました。そしてひもを使って木を縦横に網のようにむすんで、二メートルほどの柵を作りました。 「よし、できたぞ!これでオオカミも入ってこないだろ!」 ソラは日が暮れるころ、自らが作った柵をみてそう呟きました。
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