昼の顔、夜の顔

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「もうまぢでリク最高だよ。今日はシャンパンいれるんだ。」 ワンピースにメイクバッチリなのは私をこの世界に誘ったマコ、私より年上、最近、メガネからコンタクトに変えて綺麗になった。 マコは『ルネッサンス』幹部のリクに恋しているあえばリクの話しばかりだ。 「リクに花束買っていくから花屋よっていい?」 途中の花屋にはいる繁華街の真中にある花屋にはキラキラコラージュした花が並んでいる。 「じゃあ私も半額だすよ。」 リクに似合いそうな真っ赤なバラを買いお店に向かう。 看板には姉妹店のNo.1ホストのドアップ、キラキラ光るビルに入って地下に行くと『ルネッサンス』はある。 「いらっしゃいませ。ああマコちゃんシズちゃん入って入って今、リクとコトハよんでくるから。」 大音量の音楽に天井にはシャンデリア正面には舞台がある。 私とマコが席につくとリクとコトハがやってくる。 リクはいつものグレーのスーツ首にはブランドもののネックレス、コトハは黒のスーツにネクタイにはヴィヴィアンのたいどめ。 「しずちゃんお久しぶりだね。なにのむ?」 仕事でいそがしくて行けなかったのでお久しぶりだ。 「紅茶割りで明日は休みだからおもいっきり飲むんだ。」 マコは常連でリクが好きなカロリーが二本ならんでいる。 売れっ子のリクはすぐに他にいってしまう。 「仕事いそがしいの?」 「そうなのもう毎日残業でやになっちゃう。」 会話がはずむうちに他の子たちもくる。
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