昼の顔、夜の顔

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使い古したGパンにハイネックのシャツ、髪をまとめておだんごにする。 使い古したヨレヨレのカーディガンはおって。 今日もまたはじまる。 たんたんとした音が響く部屋でたんたんと同じ仕事を繰り返す。 また下らない陰口に耳塞ぎながらサッサッとランチして喫煙所の柱の下の定位置に座る。 お局様のガマのような口元と大根の上司、メガネ猿の文句いいたそうな視線にさらされながら。 別にマコみたいに恋してるわけじゃないただ目標がないと仕事から逃げたくなるからだからコトハに会うことを胸に抱きながら仕事をする。 いつも通りのメガネのわたしで。
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