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カウンターに、んー二人。
ありゃマコトだな。
でっけー背中が二つ。
さしずめ黒ヒョウと、トラ?
んー。でも最近は黒ヒョウとシマウマ?
今まで目立たなかったけど、マコト綺麗になって来たんだよなあ、艶やかっていうか。
でかいけど。
口説いてるのかな。
どうしよう。
邪魔しちゃ申し訳ない。
マスターに、アイサイン。
軽く笑って首を傾ける。
あ、だいじょうぶね。
止まり木まで行き
「こんば「食われたのか?」
開口一番、何だよそれ!
隣のマコトも吹いてるじゃねえの
ま、嘘つくまでも無いか。
ばっちり見られてるし。
「頭からガブリ。祝ドーテイ卒業&マイバースデイ」
店内から静かにどよめき。オメデトーの声。
サンキュー。
軽く手を挙げる。
「晴れて飲めるね、シュン」
マスターが、お祝いにと置いてくれたのは綺麗な琥珀色の中ジョッキ。
「俺何でも普通に飲めるもん」
「よく言うよ、ビール一杯に1時間かかる奴が」
さっくり言ったね、タモツ。
でも綺麗。
こくり
え、おいしい。
「何これ?」
マスターがフフって、笑いながら、
「シャンディガフ。ビールとジンジャーエールのカクテル」
うまっ!
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