5人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
私の執務室のドアがノックされ、ミハエル様が部屋の中に入って来る。
「冥界の補佐官、仕事に復帰したらしい」
「それは良かった、あの方も苦労なされたから」
私とミハエル様が話し込んでいると部屋のドアが乱暴に開けられ、ガブリエル様が執務室に入って来た。
「あの糞爺、また仕事をしようとしやがった」
「神様がですか?」
「オイオイ、今の神様はあんたじゃないか間違えるなよ」
「それはそうですが。
(所詮私は本物の影武者で、大天使様達の傀儡ですから)」
「監禁部屋の警備を厳重にしなければな、逃げ出されて何処かに新しい世界を築かれたら面倒だ」
「ルシフェルに預けるって手もあるけどな」
「ハハハハハそれは良いかも知れない」
ミハエル様とガブリエル様は笑いながら、執務室から出ていかれた。
最初のコメントを投稿しよう!