第1章

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私の執務室のドアがノックされ、ミハエル様が部屋の中に入って来る。 「冥界の補佐官、仕事に復帰したらしい」 「それは良かった、あの方も苦労なされたから」 私とミハエル様が話し込んでいると部屋のドアが乱暴に開けられ、ガブリエル様が執務室に入って来た。 「あの糞爺、また仕事をしようとしやがった」 「神様がですか?」 「オイオイ、今の神様はあんたじゃないか間違えるなよ」 「それはそうですが。 (所詮私は本物の影武者で、大天使様達の傀儡ですから)」 「監禁部屋の警備を厳重にしなければな、逃げ出されて何処かに新しい世界を築かれたら面倒だ」 「ルシフェルに預けるって手もあるけどな」 「ハハハハハそれは良いかも知れない」 ミハエル様とガブリエル様は笑いながら、執務室から出ていかれた。
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