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しかし、笑顔が似合うやつだな。こいつはリアルに女にモテるに違いない。
「えーと、僕、池袋ガーディアンナイトのメンバーなんだけどねー。何? 喧嘩?」
池袋ガーディアンイト? 町内会の自警団のようなものか?
「あ、いえ。別にそういうわけじゃ……」
さっきまで胸ぐらを掴んでいた茶髪が、俊輔の乱れた胸元を直す。
「君、さっき、この子の胸ぐらを掴んでなかった? まずいよー、そういうの。もうすぐ巡回の警察官が来るからさー。詳しい話を――」
最初に金髪が逃げだし、茶髪が逆方向に走り出した。
「おい、君たち――」
池袋ガーディアンナイトは追いかけるでもなく、逃げたスト師の背中を見送った。
「はは、二手に分かれるなんて、逃げ馴れてるねー、彼ら」
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