叫び声に誘われて

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「あ、実は僕たちは探している所だったんです」 いつの間にか板東の横に立っていた青年が答えた。 二人がいるなぜここにいるかを青年が警察官に説明した。 「なるほど。じゃあ君達もその女性は見つけてないんだね」 「はい、まだそこまで探してませんけど」 「その女性は何か事件に巻き込まれたのかも知れない。君達も危ないから帰りなさい。そこの通りまで同行するから」 警官と一緒に二人は来た道を戻った。警官は付近をパトロールする、と言ってすぐにいなくなった。 「さて、どうしましょうか」 板東はもう家に帰る気でいたが一応青年に尋ねてみた。
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