第18小隊の記録

日常

～半年前アルトリナ城～

迫り来る刃。少女は体をねじりそれを華麗にかわし、隙だらけになった相手の体に向かって剣を突きつけた。

「勝負あり！」

よく鍛えられた40代の男が叫び模擬戦が終わった。

「また私の勝ち。ふふん、これで10連勝したね。」

少女は褒めてくれと言わんばかりの口調で高らかに宣言した。

「すごいじゃないか」
「おお、そうだな。エルナちゃん、おめでとさん」

「えへへ、みんなありがとう」
一通り褒めてもらった後少女は満面の笑みで訓練所を後にした。