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「い、いゃぁー、ごめんなさい。ごめんなさい。た、助けて、助けてよぉー。」
ガバッ?飛び起きる。「はぁ、はぁ、はぁ、ゆ、夢?」全身嫌な汗でビッショリ。
こんな夢何十年ぶり?
…。
…。
…?。あれっ?ここはどこ?
私は病院で眠っていたはず。???
私は下を見る。随分幼い体、小さい手。な、なんで?私は78歳で、子供や孫、曾孫に看取られていたはず。
むくりと起きる。寝たきりになって、三年。全く動かなかった老体。
のはずなのに…。体が軽い。ベットから降りる。自分の足で立つの数年ぶり。けど、目線が…。低い?
くるりと回りを見渡す。凄く凄く懐かしい部屋。私が小学5年生から高校まで過ごした部屋にそっくり。
「なにこれ?死語の世界なの?」
目覚める少し前。私は確かに死んだ。家族が大声で泣く声を。心音を刻む機械が段々間隔があいて…。
ピーっという音とともに私の意識は暗闇に落ちた。
はずだったのに…。
「ここが死後の世界ならあの人に…。」
私が72歳で入院してから、ずっと付き添ってくれていた貴方。無理していたんだよね。私の意識が無くなったとき…。貴方は倒れた。
意識はないはずなんだけど…。横にいた貴方は私が死ぬ四日前に亡くなったんだよね。
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