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ある日の夜、僕は車で海が見える公園に舞を連れ出した。
車を降りて、海の先の対岸に見える、きれいな夜景を見ながら少し散歩した。
周りに誰もいないことを確かめると、僕は緊張しながら、舞に真剣に話をすることにした。
「舞、僕は舞のこと大好きだよ!
舞が子供を産めない体でも、僕は舞と一緒にいたいよ!
舞のこと一生大切にするから、僕と結婚してください。」
「ひろ、こんな体の私で、本当にいいの?」
舞は、まだ僕のことを気遣ってくれているようだったが、こんな一途な舞を見て、僕は何も迷うものはなかった。
僕の結婚相手は、舞しかいないと確信を持った。
「舞、僕は後悔したくないんだ!
もう一度言うよ!
舞、僕と結婚してください。」
舞は、涙を流しながら、
「こんな私でよければ、よろしくお願いします。」
と返事をしてくれた。
僕は、とてもほっとして緊張感から解放された。
また、とても幸せな気持ちになっていた。
この後、舞と僕は、きれいな夜景を見ながら、時間を忘れて2人の将来について楽しく語り合った。
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