著作権フリーコント「セレブ」

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大、メニューを差し出す 小、無言で受け取る ツ「受けとんのかいほいで」 小「これを」 ツ「注文するのか」 大「かしこまりました」 大、袖に引っ込み、すぐ戻ってくる ツ「この人も神経が大概だな」(小を見ながら) 大、グラスを小の前に置く 大「どうぞ」 小「どうも」 小、グラスを鼻に近づけて香りを楽しむ動作 ツ「わかるのかそのマスク越しで」 小、目出し帽をちょっとめくって鼻を出して匂いを嗅ぐ ツ「やっぱわかってなかったじゃねえか」 大「さすが、香りの変化を楽しんでいらっしゃる」 小、グラスを持ち上げ、大に「どうも」みたいな感じで合図する ツ「何やってんだこいつ」 大「そういえばいつものお連れ様は?」 ツ「多分その人じゃないですってこれ」 小「後で海辺の倉庫で落ち合うことになってる」 ツ「居るんだ。んで言っちゃうんだ」 大「後ほどお迎えをお出ししますのでご一緒にどうぞ」 ツ「増える!」 小「んじゃちょっと今から呼んでくるわ」 大「そうですか。では表に車を用意させますので入り口へどうぞ」 小「ありがとう」 小がドアを開け外へ出て袖へはける。 直後、パトカーのサイレン音がする。 ツ「え!? 何が!?」 大、ツに向かって肩をすくめる 大「外に白黒の車を用意しといたよ」 ツ「うえ!? えええ!? かっけええええええええ!!!! さ、最初から!?」 大「時間を稼いでたんだよ」 ツ「うおおおおお!」 大「あ、ホントの西園寺さんが来た」 小、さっきと違う色の目出し帽で入ってくる 小「おっつー! なになに、どうしたの表のパトカー」 ツ「ええええええええよくわかりましたね店長!!」(オチ)
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