第一章 世界の始まり

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アルファ「おやおや元気な赤ん坊のようですね。うるさいぐらい元気に泣いていますね。子供を産んだ母親、その隣にいる父親、二人ともうれしそうです。」 しかし喜びもつかの間、赤ん坊はロボットによって親から引き離される。 親はこの現実をただ受け入れるしかなかった。この世界では・・・ アルファ「あ~やっとあなたにも見せることが出来ました。今から見ることは決して口外してはいけませんよ。この現実をただ受け入れてください」 赤ん坊は人が一切近づくことが出来ない機械だらけの部屋に連れて行かれた。 そこには医者らしき人いやロボットがいた ???「おっきたきた、ありがとう、pp03(ロボット名)」 アルファ「あそこにおられるAIは国内最高の医療実績を誇る名医としてつくられたAIです。NAMEは特に無いのでここではチッパーとでも呼びましょうか。今から赤ん坊の頭の中にチップを埋め込む作業をします。手術ではなく作業です。」 チッパー「今日の子供は元気だなぁ、でもいつも通りやろう。」 そういうと、何か機械を取り出し頭に挿した。赤ん坊は先ほどと変わることなく元気よく泣いている。 ものの数秒で機械を抜いた チッパー「はい、終わり。今日はまだ数件ある予定なんだからゆっくりしてられないな。この子の数値でも見ておきたかったけど」 何か言い残すと先ほどのロボットに赤ん坊を託しどこかへいってしまった。 アルファ「何を言ったかと思えば、まだ説明してないこと口走りやがった。ま、後で説明するからいいけど。おっと説明が遅れました。ここでは見ての通り秘密裏にチップを埋め込んでいます。 心配することは多々あると思いますけど、今後生きていくうえで何の支障もないですから。ご安心ください。いろいろと説明しなければいけないこともあると思いますがそれはまた後ほど。」 赤ん坊は何事もなかったように親の元へと戻ってきた。
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