殉愛

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「まぁ、取られて困るような大層なもん置いてないし… 色々気にしてたら一緒に住めなくない? だから、憧子さんのいい時間でいいよ」 と、合鍵を渡される。 「…ありがとう」 改めて、図々しい頼み事をしたと… それに応じてくれた響に、素直な感謝が零れた。 「ねぇ」 それからおもむろに。 本来の目的を促すように身体を寄せると… どちらからともなく唇を重ねた私たちは、そのままベッドへ流れ込み。 肌を重ねて、お互いの身体を慰め合った。
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