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なるほど…
心当たりがないわけじゃない。
今日は無理か…
けど声をかけて来たって事は、このコなら。
「…つつもたせなんかじゃないから。
私は…
永遠の片想いをしてるの。
その淋しさを埋めたいだけ。
だから、おにーさんが慰めてくれない?」
その慰めは身体に対して、つまりは性行為を意味してる事くらい…
子どもじゃないんだし、わかるでしょ。
男にとっては悪くない誘いのはず。
なのに返って来たのは予想外の言葉だった。
「だったら…
恋人としてつきあわない?」
「…は?
悪いけど、そーゆうのは求めてない」
「うん、でもさ…
こんな事繰り返してたら、いつか危ない目に遭うよ?
今までがたまたまラッキーだっただけで、ヤバい奴はいっぱいいるからね」
「だとしても構わない。
別にどーなったっていいから」
この苦しみが誤魔化せるなら。
「てゆーか、説教なら間に合ってるから」
むしろもうウンザリ。
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