3人が本棚に入れています
本棚に追加
夜の舞踏会にて
アースレイさんお借りします!
▼▼
蜂鳥様は本当にたまに、たまにいやらしい。
細身で肩もそれほどな私に蜂鳥様に揚羽は何を思ったのか
「似合ってるじゃないか」
「違和感が怠慢してますね」
真っ黒なドレスを着せられた。
確かに仕事で女装はしたことありましたが、これはひどい。
片目だけの仮面も手渡され、私は行けと言われた。
後で覚えてなさい、揚羽。
シャンデリアが眩しいホールで辺りを見渡していれば肩を叩かれ、振り向くと…
「何をしている」
「や、館主様っ」
銀の髪がシャンデリアの光でキラキラとさせ
普段より幾分か不機嫌そうな館主 アースレイ様に私は少しばかり顔がひきつる。
仕方ないだろう。今の自分の姿ときたら!
今日もアースレイ様は素敵だなと思う反面で女装の私とかに悪態をつきたくなる。
そんな私にアースレイ様は少し息を吐くと
「大方、蜂鳥だろ」
見抜いていたらしい答えを口にされました。
えぇ、蜂鳥様(あの自称ジジイ)ですよ。なんて毒づきながら、目の前に差し出された手に固まる。
「曲がはじまる。踊れるだろうな?」
「踊れますが、」
ならいい。と、言わんばかりに手を更に出され…私は手を取る。
はじまった曲に身をまかせて。
後にルタがカメラで幾つもアースレイ様を撮っていたのでいただいたのですが、あぁ…アースレイ様は本当にお美しい…
end
メーちゃん宅、アースレイさんお借りしました!
蜘蛛の一人がたりだけど…アースレイさんイケメン!が、つたわったかな…
最初のコメントを投稿しよう!