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ねむいな・・・そんなことを考えながら部屋を出る
自室を出るのとほぼ同じタイミングで向かいの部屋のドアが開く
「ふわぁ・・・ねんむ・・・」
窓から刺した陽光を背に、目元をこすりつつ大きなあくびをしながら、こげ茶色の髪を腰のあたりまで伸ばした女性がでてくる
「ねーちゃんおはよ」
気が付いてなさそうなのでこっちから声をかけてやる
「んー??あぁ、まこちゃんおはよぉ~」
ひらひらと右手をふりながら呼びかけに答えてくる
「母さんが朝ごはんできたってさ、ほらいくぞ」
まだ眠そうにしている姉に再度声をかけつつ階段を下りていく
あいあい、などと答えつつ後ろをねーちゃんがついてくる
さっきまでは気が付かなかったが、小麦の焼けたいい匂いが立ち込めている
今朝はトーストかな?
バターにジャム、マーマレード
何を塗って食べようかなどと思案しつつリビング兼キッチンへ
食卓の中央には大きめの皿にちょっとしたサラダとベーコンエッグがある
その周りを囲むように、1枚の空いた皿と3枚の皿に乗った小麦色にこんがりと焼けたトーストがある
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