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よね?
向こうから、人間として成長していくための色々なものを学ばさせてもらって、
そのお返しにこちらからも何かをあげる。
所謂持ちつ持たれつっていうんですかね。
ああ、まあ、でも人間としてクズな奴はだいたい学力もクズなんで。
彼、下から数えた方が早いですから。
あ、もしかして、ご存知無いんですか?
…お前最低だな、親に成績言ってねえんだ?
ってかさ…お前にとって親って何なんだよ。
先輩か?友達か?それとも最早後輩か?
ちげえだろ!
考え方改めろよ。
親いなかったら、お前今頃この世にいねえんだぞ!?
急にこの世にお前独りだけひょっこり産み落とされて、ここまで独りで生きてこれた自信あんのかよ。
そんで、これからも独りでやってける自信あんのかよ。
ねえだろ!?
親ってそういうもんだろ?
私も親の事好きか、嫌いかって言われたら嫌いだよ、はっきり言って、
でも、親ってそういう事じゃねえだろ、多分…
好きです、嫌いですで片付けるもんじゃねえんだよ。
あ、あと、息子さんからどう伝わってるか知りませんけど、私がやった事は、あくまで正当防衛ですから。
護身です。」
校長「じゃあ、殴ったのは…」
「向こうからです。
ええ、殴られましたよ?ここを~掌を~
そのまま突き返しましたけど~
まあ、2、3メートルは飛んできましたかね~
って事で、失礼します。
お邪魔しました。
あ、私お土産とかいらないんで。そんな可哀想な子じゃないんで、じゃっ。
つか、お前さ、謝罪の一つくらいねえの?
私と、自分の親に。
ああ、まあ、お節介かもしんねえけど、
今までロクに息子らしい事もしてこなかった詫びと、これからの事宜しく頼むくらいしたら?
お前の親は礼儀を教えねえような人じゃねえだろ?
お前がちゃんと教わってねえだけだろ?」
「…ごめん…」
「…」
「あと…すみませんでした。」
「声が小さい!
私の事クソミソに言った時と同じ声出せよ。
腹から声出せよ、腹から!」
「…これからも…お願いします!」
「フッ…やりゃ出来んじゃん。
じゃっ、また学校でな?」
「え、あ…!」
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