第1章

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「しかし、今日は寒ぃな~」 「瑛利華暖めてよ。」 「は?普通逆だろ?」 「良いから。後ろから来て。」 「…ん?あ?」 「Happy Merry Christmas!」 「お、オッス…」 「いっつも強がってる奴が照れてっと可愛いわ。」 「るせえ… てか、どっかのジュエリー屋のCMパクってんじゃねえよ… 美人な金髪のお姉さんが、美人な彼氏に後ろから抱き付いたら彼氏のポッケからジュエリーの箱出てきました!わお!ビックリ!って奴だろ? ああいうのは美男美女がやるから良いんだろうが…」 「良いんじゃん、別に、俺らがやったって…」 「美女が足んねえよ、美女が。」 「ありがと、俺の事イケメンて言ってくれて。」 「…」 「それに、そこで買ったんだもん。」 「え!?お前、私ごときにかける金がそんなにあんなら、参考書の一つや二つ買えよ。」 「ごめん… やっぱ馬鹿は嫌い?」 「基本、好きではない。」 「基本、でしょ?」 「は?」 「まだ俺がお前をホレさせる余地はあるって事だよね?」 「頑張って。」 「ねえ…」
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