1話

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「な、なんだこれは……」 なんとか蝶番を外すことに成功した。 しかし、そんな達成感などは目の前の衝撃にかき消される。 蝶番とフレームの間が、触手のようなもので繋がっているのだ。 滑りがあるであろう独特の黒き光沢が気持ち悪さを掻き立てる 「一体、これは……」 しばらく眺めていると、触手のようなものがわらわらと出てきた。 「これはまずい!」 辺りを見渡し近くにあった虫かごにパラグラスを入れる。
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