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今度は、死んだ子豚のようであった。
「次」
そこで、出て来たのは女性の死体であった。丸坊主になっているが、乳で分かる。しかし、途中で女性は訂正する。股間に見覚えのあるものがついていた。
たらいは、石でできているようで斧でも割れていなかった。次々と入れられた死体は混ぜられて、又袋に入れられてゆく。
「全く、こいつに幾らつぎ込んだと思っている?それで、やる前にショック死だもんな」
この廃墟は、井戸がまだ使えるようで、場所はバケツで水を流し洗われていた。
「さてと帰る前に、ちょっとしていこうか」
何をするのかと思ったら、小柄の男のズボンが脱がされた。
「よし、いつ見ても可愛い尻だ。小さいままだな」
小柄な男は、両手を纏めて持たれると、木に押さえ込まれていた。動きを固定されると、次に呻き声が聞こえてきた。
「そのまま、尻を突き出していろ、すぐに終わらせる」
見るのも悪いと思うが、目を離せないでいると、かなり激しい突き上げを受けていた。死体処理よりも、こっちの方がインパクトがありそうだ。そもそも、あんな大きなものが、ないにも等しいような場所に入るのだから不思議だ。
排泄と同じ場所で、感じるというのも不思議であった。小柄な男は、涙で顔をぐちゃぐちゃにしながらも、涎も流して喘いでいた。
「よし、帰るぞ」
頼むからトラップを外して帰って欲しい。上から見ていると、小柄な男がトラップを外していた。
やはり興味が出てしまい、俺は、二人の後と追い掛けてしまった。すると、港側の一角に、養豚場があり、男達はそのエサに先ほどのミンチを混ぜていた。
「今日の餌は、格別美味しいぞ」
あれは、豚のエサだったのか。
四区では死体の処理は犯罪にならない。俺も、四区に来て半年で、ややルールは憶えてきた。
でも、では何故、トラップなど仕掛けていたのだろうか。
養豚場を観察していると、そこには幾人もが同居していた。その誰もが、一人の男と肉体関係を持っているらしい。男に対し、激しく媚びを売っていた。男女混じり、抱いてと迫っている。
「ハーレム?」
どことなく、腐っている。
でも、俺には関係がない。帰ろうとすると、建物の中に知っている顔を見かけた。
「担任?」
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