0人が本棚に入れています
本棚に追加
・物語概要
八年前に起きた東京中心で起きた大規模な原因不明の大爆発『アンノウン・バースト』によって、東京は壊滅した。
それにより、この物語のヒロイン"椎名杏梨"(しいなあんり)は孤独を味わう事となった。最愛としていた家族を無くしてしまい、一人で生きていく事に。
しかし、幼少期に出会った、共に悲しみを共有した二人の親友によって、杏梨はこの人生を歩んでいこうといこうと決めた。八年間ずっと生きてきた杏梨の親友、"殿谷鹿之助"(とのやしかのすけ)、そして、"八木原千絵"(やぎはらちえ)と共にこの人生を歩む事に決めたのであったのだが…。
ある日の五月一0日。
杏梨を狙う謎の組織が現れ、彼女を拐おうとするが、そこで彼女を守ろうと立ち阻んだのは、かつて『アンノウン・バースト』によって死んだとされた杏梨の兄、この物語の主人公"龍馬"(りゅうま)だった。
龍馬は、たった一人の妹を守る為にいくつかの組織の敵と激突する事となる。
・物語の舞台
『コード・エリア』____________________。
杏梨達が住む大規模都市。
『アンノウン・バースト』によって壊滅した東京のエリアを、どこかの政治家がその土地を買い取り、その街に『コード・エリア』という街が建てられた。
半壊した東京の半分の土地。その半分の土地に『コード・エリア』という街が建設され、そこに人が住む街として機能するようになる。
しかし、そこに住む人間は普通の人間ではない。
『アンノウン・バースト』の爆発の粒子によって、人間の新たな力が産み出された。
『超能力』。
通常の人間にはあり得ない力を保有する事ができるようになったのだ。だからこそという理由で『超能力』を持つ人間を保護し、その街で住ませるという事案が求められ、この『コード・エリア』は建てられた。
東京半分以上を占める、完全独立教育研究機関の独立都市、それが『コード・エリア』である。名の通り、あらゆる教育機関・研究組織の集合体の基となって作られた。
そして、数年が経った頃。
つまり、八年後。
『超能力』が世間の常識になってから、この『コード・エリア』では『コードレベル』という能力の段階付けがされるようになる。一段階から十段階まであり、それぞれ『能力測定』をする事により、人々の能力の値を認知する事ができるようになる時代となった。
最初のコメントを投稿しよう!