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今回は、優美、良、奏、蜜柑、檸檬が住まうマンションのリビングからお話は始まります。
奏が、
「お風呂先入るね~~」
「うい。優美この辺て4地区合同の七夕祭りするんだ」
回覧板をみながら、俺は優美に話しかけた。
優美は夕食の片付けるてを止めることなく、
「去年、初めて見に行ったけど、屋台は沢山出てたし、花火は派手で楽しめたよ」
「そうなんだ」
優美の方を見ながら、
「七夕祭り・・行かない?」
優美は洗い物の手を止めて、
「・・駄目」
「そうだよね」
優美は、洗い物を再開、
「お風呂先はいるね」
「うん・・んぅ?」
俺は部屋から着替えを持ってきて、風呂場のドアの空き表示と鍵が掛かっていないことを確認して、ドアを思いっきり開けた。
そこには居ないはずの奏が、ドアに背中を向け服を脱いでいた。
「りょう?」
キッチンから優美の声が聞こえたような気がしたが、
「きゃ~~っ!変態、ドスケベ、優美さんが居るに私も毒牙を向けるか!」
まわりにあったものが、手当たり次第に飛んできた。
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