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更衣室に着いた等は早速着替えに取りかかる。
一方、多久也は考え事をしているのかまだ着替えようとしない。
「多久也、どうしたんだ？」
「いや、ちょっとな。」
「まぁ、いいや。先に行っとくぞ」
「ああ。」
そう言って等は更衣室から出て行った。
等が出て行ったあとも多久也は考えていた。
（大和田って確かどっかで聞いたような…？）
まあいいかとおもいつつ、薄地の長袖の練習着に着替える。
久しぶりに練習着を袖に通した感触が心地良い。
（まあ考えても始まらないな。けど俺は誓ったんだ。必ず【復讐】すると…
だから友達なんかつくらない…あの日のように裏切られたくないから誰も信用しない…と）
そう思いつつ多久也は更衣室の外へと向かった。
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