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顧問である坂美 亜紀にアップをするように言われたので、男子バレー部はコートで円になってストレッチをしていた。
「３マンってあの３人でするレシーブ練習ですよね？」
と等が尋ねる。
「…そうだが、うち３マンはハンパなくキツイ…」
と大和田が言った。
隣にいる副キャプテンの古賀峰 亮一が
「まぁ、やってみればわかるって。」
と嬉しそうに言う。
古賀峰は続けて
「ところで、空条とかいったな。ポジションはどこなんだ。」
「セッターです。」
「セッターか…いつからしてたんだ？」
「小学生の時からしてました。」
「へえ…それじゃ上手そうだな。お～い緑川！お前のライバルだよ」
そう言って古賀峰は、向こう側でストレッチをしている選手を呼んだ。
「何ですか、先輩？」
「おう緑川。この新入部員セッター希望者らしいよ。」
「本当ですか？まあ負けませんよ！」
「緑川も上手いもんな。まあ、お互い頑張れ。」
その後、大体のストレッチが終わった所で大和田が手を叩いた。
「さぁ、練習始めるぞ！」
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