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ー同日ー
午後1時
空条 多久也は教室で昼食を食べていた。
多久也の席は窓際の後ろから2番目のところにある。
担任である『坂美 亜紀』の紹介のあと体育館で入学式があり、それが終わって遅い昼食を食べているところだった。
校内放送で新入生は昼休みのあと部活動見学となっていた。
(…とりあえず、バレー部に行くか。)
入学式の時体育館を見たが『聖メルク学院』の体育館は、やや狭めだった…。
昼食を済ませた多久也はまだ時間があるので周りを見渡す。
クラスの半分ぐらいの生徒は、部活動に入らないのかすでに帰っていて、教室はどこか静かな感じだ。
もともと多久也の行っていた中学校から『聖メルク学院』に入学した生徒は多久也のみである。
当然友達もいなかった。
(…寝とこっかな。今朝も早かったし…)
幸い時計を見ると、あと20分ほど昼休みはあった。
(さて、寝るか…)
そう思った時後ろから声をかけられた。
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