第1章

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「ねぇ、何で一緒にいたの?」 「そこから憶えてないんですか……。仕事は完璧なのに。なんだか印象がかなり違うんですけど」 「す、すみません?」 「疑問形なのも意味分かりませんよ」 「すみません」 裸で謝罪。 新しいわぁ。 「はぁ。何だか調子狂っちゃうんですけど。まぁ良いですけど。昨夜は……」 丁寧に話しをしだす彼。 何度も思うんだけど、私たち裸ですからー。 「あの、聞いてます?」 「あっ、すみません」 「もう、いいんじゃないですか?」 「えっ?」 「説明したトコで、事実は変えられませんし。 ヤル事やっちゃった訳ですし。 アナタがボクと結婚する事実は変えられませんよ?」
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