第二章 三毛猫は知っている

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「お前が神社になりな。」 一瞬、何の事か分からなかった。 「はい?」 「だから、この神社はもうすぐ壊れる。結界が弱くなってたからね。だから、アンタがこの神社の代わりになればいいんだ。」 少し、頭の中で整理してみる事にした。 「……すみません。意味が分かりません。」 「ったく、万物のエネルギーの塊のくせに、頭は蟻以下かい!?」 そう言われても、人間なのだから神社にはなれないだろう。 「いいかい!? よく聞きな!」 もう、完全にタマさんのペースだ。
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