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幸せな日の翌日に、不幸せな日は訪れる。
あまりにも憂鬱な日の始まりだった。
登校中、昨日お店から見えた桜並木を通った。
昨日の深夜から明け方にかけて、大雨が降り、頑張っていた桜も
全部散ってしまった。
ため息をつきながら、花びらが無数に張り付くタイル張りの道を歩いた。
花びらを、なるべく踏まないように歩こうと決めたが、それは、なかなか難しかった。
今日は進級して、最初の日直の日だった。
日直だから最低な日――。
大袈裟かもしれないが、そうなのだ。
授業前の号令をかけたり、黒板を掃除したり、日誌を書いたりと、
そこまでは別に憂鬱ではないのだが、日直には最大最悪の仕事がある。
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