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更に数分後……。
眼鏡「サングラスに老眼鏡、そして近視用と、まぁ予想通りは予想通りかな」
コン「いやいや、それ全部合わせても、僕を少し上回るくらいですよ。あんなにすごい差にはならないです。でも他に、なんか眼鏡ってありましたっけ?」
眼鏡「うーんと、何かあったかな?」
レー「そんなの、考えるより、見た方が早いですよ。えーと……あぁなるほど」
コン「あ、ずるいぞレーシック! 俺も見る! ……あ、そうか、これがあったか!」
眼鏡「君たち、もうちょっと考える事を楽しもうよ……。まぁいいや、どれどれ……、あぁ、なるほど『あれ』ね」
レー「確かにこれならば、あれだけの差が着きますね」
コン「うーん、悔しいけど、これは納得せざるを得ないなぁ。しかもこれ、眼鏡さんずっと断トツの1位確定じゃないですか」
眼鏡「そんなことない……と言いたいとこだけど、うん、これはそうなるだろうね」
コン「ずるいなぁ、もう」
レー「ははははは。さて、じゃあ結果発表も終わりましたし、帰りましょうか」
眼鏡「そうだね。いつまでもここに居てもしょうがないし」
コン「よっし、じゃあ帰りましょう!」
そう、眼鏡とコンタクトとレーシックは、来た道を引き返す。
表示された、眼鏡利用者の内訳グラフには、圧倒的な比率を占める、
『色メガネ』の文字があった。
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