プロローグ

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ここは世界の何処かにある魔法の道具屋さん。 お店の外は色んなところにつながっている。 あるときは港町、あるときは小さな町のメインストリートに。 またあるときは寂れた小路の通りにひっそりと。 魔法の道具屋さんだから、ワープなんてお手のもの。 『特注あります。なんでもあります。魔法の道具屋さん』 お店の看板にはいつも書いてある。 お店の中はいつも一緒。 可愛い道具達がところ狭しと置いてある。 店の店員は店主ただ一人。 手先が器用な大きな耳が特徴の『狐さん』。 お客が来ないときは、新聞を片手に煙管をぷかぷかふぅふぅ吸っている。 からんころんカランコロン―― 扉のベルが鳴り出した。 さぁ、さぁ、お客のご来店さ。
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