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仲間意識は薄そうだったのに、男と女の子は関係が良好的な感じっぽい。
意外とあの男は育った環境とかが違えば良い奴になってただろうに…
もったいないといえばもったいないけど…ソレも仕方のない事になるのかね。
「…お、早かったね」
「……え?もしかして…村さん?」
城門前に着くと既にお姉さんが立って待っていたので手を上げながら近づくと、俺を見て驚いたように確認を取る。
「ん、変装中だけど」
「…凄い…!どこからどう見ても、雰囲気とかも女の子にしか見えない…!」
頷いてそう返すとお姉さんは俺の周りをグルグルと回って確認しながら感嘆した。
…まあバレたら厄介だからそれなりにクオリティは高くないと。
「ね、ねぇ…触ってもいい…?」
「え?あ、うん」
肩に担いでいた女の子をそっと地面に下ろすとお姉さんが何故か遠慮がちにお願いしてくる。
特に触られて困る事も断る理由も無いのでとりあえず了承した。
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