未定

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この世界で、人間に、犯される…ってのはあまりどころか確実に現実味がゼロ。 だってアイツらくっそ強いよ? お互いに魔力が使えないって条件でも、普通に戦っても円卓の騎士と同格… マキナに至っては魔力無しになればおそらく日比谷とも張れるぐらいの世界トップクラスだし。 そこそこ強いぐらいの人間が力ずくで抑え付けられるワケが無い。 催眠で~…とかやってもマキナとリザリーは雷魔術だから自力で解けるだろ。 媚薬なんて俺が使うような超強力なモノでも無い限り我慢しそう。 「…あ、あの…」 俺が要らん事を真剣に考えてると、クレインが顔色を伺うような可愛い上目遣いでチラチラ見ながら話しかけてきた。 「ん?…ああ、そうそう…これからは言葉を使う時はちゃんと意味を知ってから使えよ?」 手遅れになる前にな、と優しい俺はクレインに警告する。
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