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そしてついにその日がきてしまった。私は色々抵抗したのだが、結局父が運転する車に乗り、
家族で祖母の家に向かっていた。
(後30分くらいか…)
メガネを通して見える2人の数字から計算した。高速道路を降りるまでにまだ40分以上かかる。
その前に死ぬとしたら、やはり高速道路上での交通事故しかない。
後10分を切った時、私は父にお願いした。
「パパ、おなかの調子が…、ねぇ、次のパーキングエリアに寄って」
すると不機嫌そうに父が言った。
「目的地までガマンできないのか?」
「ムリ!お願い」
パーキングエリアに車が止まると私はトイレに向かった。
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