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「はいはい、この辞典も必要ないので置いときますよ。……それでは、お2人とも準備はできましたね。人間界に飛ばしますよ。あなた方の魔力は封じられているので、おいそれとは戻って来られませんからね」
「せんせーい! 準備なんて全然できてないんですけど!」
「大丈夫、問題ないです。下着やお泊りセットは100均やコンビニで買えますから。行きますよー、そぉれぇ!」
「うきゃああああああ!!」
「お金ないと買えない! 待って! お、お金を頼むううううう!!」
再び両掌から発せられた光に今度は2人の全身が飲み込まれ、それが空気に溶けてなくなる頃、邪堂の小部屋にはアドラマリクのみ残されていた。
「本当に期待してますよ、お2人には……」
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